今後の医療において最も大事なものは、「十分な量を持ち」、「正確に採取・ラベルされ」、「フォローアップが可能な」データです。 バイタルデータと関連データを大量に入手していくことで、医療はより正確に、安価に出来ます。 我々は、自立可能な医療サービスを途上国において展開すると共に、特に貧困層に対しては、JICA事業SDGs調査を通すことで、 医療の効果と効率を最大化するための仕組みを開発・提供していきます。
時系列のバイタル・パーソナルデータは、近年活発に研究がなされている統計科学・機械学習の技術を用い、 疾患の予防、診断補助システム、安価で手軽に使える疾患の罹患スクリーニングシステムの開発などに用いられます。 これは、データ活用のための障害が多い先進国よりも圧倒的な有利な点といえるでしょう。 データの蓄積は、健康保険事業や食品・薬品の開発支援などの隣接産業や他国展開の基盤作りに寄与します。
新興諸国で得られたデータを用いて開発された予測システムやパーソナルデータは、先進諸国、特に同じアジア人種である 日本人に対して適用出来る可能性があります。 例えば、ベイズモデルなどの統計モデルを用いて、人種や環境に依存する変数とを切り分けるなどの工夫を行なうことも出来ますし、 直接適用出来る可能性の高い画像データなどは、深層学習技術の汎化により取り扱いが簡易になり、開発の迅速化が可能です。
東京大学大学院 農学生命科学研究科 修士課程修了(農学修士)
研究者を目指して学生時代より途上国開発を行なっていたが、途上国のフィールドに多く通ううちに、研究よりも、実際に現場での「変化」を起こしていくプラクティショナーになりたいと考え、社会的問題を解決する事業を作ることを決心。大学院卒業後、外資系消費材メーカーの商品開発・マーケティング職を経て、バングラへ渡り起業。
日本大学経済学部卒業
学生時代よりバングラデシュの進出コンサルにてインターンを開始し、バングラデシュでのネットワークを形成。卒業後、専門商社にてアジア各国で合成樹脂の貿易業務に従事したのち、再びバングラデシュの進出コンサルにて、日本企業の現地進出・ビジネスディベロップメントを支援。その後、ビジネスと社会インパクトの両立を目指すmiupに共感し、2016年よりmiup参画。
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 修士課程修了(科学修士)
株式会社ACCESSにてソフトウェアエンジニアとして勤務後、自然言語処理、機械学習技術を強みとするMynd株式会社の創業にエンジニアとして参画し、アルゴリズムおよびサービス開発に従事。株式会社BrainPadによる同社買収後、2017年よりMynd株式会社取締役。学生時代より医療領域への技術応用に強い関心があり、2019年よりmiupへ参画。
東京大学 医学部 医学科卒業(医師)、現在東京大学大学院 医学系研究科 博士課程在籍
福島の人々の力になりたいと福島へ移住。相馬病院にて内科医として勤務しながら、被災地の人々の健康被害研究を行ないつつ、バングラデシュ・中国の公衆衛生問題の研究も行っている。miupでは、医学現場を知っている医師として、AIやサービス開発を行なっている。効率的な医療のあり方に関心が高く、本サービスで理想の形を探りたいと考えている。
京都大学大学院 情報学研究科 博士課程修了(情報学博士)
共同創業者兼共同研究者。代表酒匂の大学時代の同級生であり、学生時代より技術を使って社会を変えられないか議論していた。新興国における酒匂の取り組みを通し、途上国医療分野でのAIの応用可能性を感じ、miup社を共同創業。AIの共同研究と監修を担当。博士課程卒業後、東北大学助教を経て現東京大学医科学研究所助教。統計的予測・推定、ゲノム解析、バイオ・ヘルスインフォマティクスが専門。
オックスフォード大学主席卒業。経済学学士。ロンドン、ニューヨークの金融街でエコノミストとして20年近く活躍。 シティグループロンドンマネージングディレクターなど歴任。2015年よりmiup参画。
A professor at Jahanginagar University, Dhaka. A pioneer of the public health of Bangladesh . He has been working on many collaborative activities with Government, Non-Government and Private Organization internationally.
2016年12月バングラデシュ ダッカにて。